2017-10-24 13:26:50

インデックスにこだわる

アンティーク時計に限りませんが、一般的に時計を選ぶ際のポイントのひとつとして、時刻を示すインデックスのデザインが挙げられます。

改めて説明するまでもないかもしれませんが、主にアラビア数字、ローマ数字のインデックス、棒で表されるバーインデックス、点で表されるドットインデックスがあります。また、バー或いはドットの中に一部数字が混じっているデザインもあります。更に高級なドレスウオッチなどではインデックスとして全て、或いは一部にダイヤモンドがあしらわれたものもあり、手元を華やかに演出してくれます。

言うまでもなく時計はまず時刻を認識するのが第一の目的ですので、何よりもまず視認性にこだわる、という方にはやはり一目瞭然で時刻がわかるアラビア数字のインデックスを選ばれる方が多いかもしれません。しかし、時刻の見やすさというものにも個人差がありますので、人によってはシンプルなバーやドットのインデックスが好みという方もいるでしょう。

更に数字の書体にも様々なデザインがありますし、バーも真っ直ぐなものだけでなく楕円形や逆三角形に近い形などバリエーションが豊富ですので、微妙な違いにこだわって選んでみるのも楽しいでしょう。

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2015-09-04 11:32:56

チュードルとロレックス

アンティークでも最新モデルでも、腕時計の頂点に立つブランドといえば「ロレックス」です。ロレックスの創始者は、ドイツで生まれたハンス・ウィルスドルフ。ロレックスはイギリスで創業され、現在はスイスの腕時計メーカーとして知られています。

実はハンス・ウィルスドルフ、ロレックスのほかにもう一つ腕時計ブランドを作っていたんです。それが「チュードル」というブランド。ロレックスは当時から高価すぎて富裕層にしか普及しなかったため、より一般市民向けの安価なディフュージョンブランドとして誕生したのがチュードルです。

チュードルはイギリスの名門「チューダー家」にちなんでつけられた名前で、トレードマークにはチューダー家と同じ「薔薇」が使われました。

このチュードルの特徴は、「ロレックスと同じ部品が使われている」ということです。内部の機械、いわゆる「ムーブメント」には他社のものが使われていますが、ケースやリューズ、バックルなど機械以外のほとんどの部分はロレックスと同じものが使われました。

現在もチュードルは存在しており、独自の腕時計を販売していますが、アンティークファンの中には「昔のチュードル」を愛好している人が結構います。女性向けの腕時計が多いのも特徴ですね。

2015-06-09 11:05:47

女性が憧れる宝飾時計

アンティーク時計と言うと男性が日常に身に着けてワンランク上の楽しみとして使われるイメージが強いかもしれませんが、女性向けの時計もたくさん出ています。気に入ったものがあれば二度と手に入らないかもしれないので、様々な時計を見るのが良いと思います。

女性が気になるアンティーク時計と言えば、宝石が使われた宝飾時計かと思います。特に現在では合成宝石の質が上がっている事もあり、本物の宝石を使った時計というのを探すのが難しいかと思われます。アンティーク時計であれば、その技術が無い頃の時計ですから本物の宝石と時計の二つを一度に手に入れる事が可能です。

ただし気を付けたいのは時計に使われる宝石は、アクセサリーに使われるものよりも質が落ちるものが多いという事です。時計自体が小さいものなので、その宝飾に使われる石はとても小さく肉眼では解りませんが、顕微鏡で宝飾時計の宝石を見ると天然の傷があるものが多いです。天然の宝石ですから、カットしてるうちに空洞が出てきたりした場合もあるでしょう。それを大きさとデザインの関係だったのか磨ききれず、残ったままになっている事が多いのです。

もっとも、肉眼で見えないのですから気にしないのであれば構わなくて良いと思いますが、どうしても洗練された本物の宝石を手に入れたいという方には『ブローバ(BULOVA)』社のものをオススメします。

ブローバ社のものには、アクセサリーに使われる質の良い宝石だけを使用したシリーズがあり、あまりに厳しい品質を求めた為、たった2個のダイヤを時計につける為だけに31個ものダイヤをカットした事もあるそうです。

時計としてはもちろん、アクセサリーとしても大変貴重なものであるため高価ではありますが、一生の宝物になるのは間違いありませんね。

2015-03-17 16:25:16

オーバーホールについて

アンティーク時計が繊細で、壊れやすいものであるということは前回説明しました。

そこで、そんなアンティーク時計を正常に動かし続けるために、定期的な“オーバーホール”が必要であるということも説明しておかなければなりません。

オーバーホールというのは、時計をパーツ単位まで分解して、洗浄し、注油などを行いながら組立て直していく作業になります。アンティーク時計というのは、非常に精密な機械ですから、油が足りなかったり、汚れが溜まったりすると故障の原因になります。

そこで、定期的(大体3年毎)にオーバーホールをしてあげることが、大切になるのです。

しかし、オーバーホールをしてくれる業者なら、どこにでも任せればいいというわけではありません。なぜなら、オーバーホールには熟練の技術が必要になりますし、手間もお金もかかるからです。

昨今では、技術の足りない業者がオーバーホールを引き受けていることもありますし、技術はあっても、時間をかけずにオーバーホールをしている業者も見受けられます。そうした業者に任せても、トラブルの原因にはなれど、満足のいく結果になることは少ないでしょう。

一番いいのは、信頼できる業者からアンティーク時計を買って、そこにオーバーホールを任せることです。もしくは手探りしながら、かかりつけの業者を見つけることです。

面倒くさいと思うかもしれませんが、これがもし、自分の愛車の車検の話だとしたら、四の五の言わないでしょう。あなたの愛車と同じくらい、アンティーク時計も大切にしてあげて欲しいと思います。

2015-03-06 17:49:09

“違い”を大切にする

現代の時計もアンティーク時計も同じ時計ではありますが、厳密に言うと“全く違うもの”であることを、アンティーク時計を扱うときには理解しておかなければなりません。

それというのも、アンティーク時計は、それが作られた当時のニーズを満たすものであって、現代の私たちが求めるニーズを、必ずしも満たすものではないからです。

例えば、私たちは時計に“時間の正確さ”を求めますが、アンティーク時計は、現代の時計ほど正確に時間を刻みません。それは当時、時間は大まかに分かっていれば良かったのであり、時計の時間がずれるのは当たり前だったからです。

他にも、アンティーク時計は、現代の時計ほど頑丈ではありません。当時、アンティーク時計が、一流の職人によって一つ一つ手作りで作られていたとはいえ、現代の時計ほど防水・耐衝撃技術がなかったのは仕方がないことだと思います。

このように、アンティーク時計は、私たちのニーズに合わない面も数多く抱えています。ですが一方で、その意匠の美しさ、芸術性の高さは、現代の時計と比べ物になりません。

結局、アンティーク時計を扱う人は、アンティーク時計のそのままの姿を受け入れなくてはならないのです。ビジュアル面だけではなく、繊細で、使い勝手の悪いところも受け入れたとき、アンティーク時計の本当の良さが見えてくるのではないかと思います。

2015-02-24 21:23:39

アンティーク時計を持ち歩く

アンティーク時計は鑑賞しているだけでも十分に楽しめますが、どうせなら本来の用途どおりに、外に持ち歩いて楽しみたいものですよね。一般の方の中にも、おしゃれの一環としてアンティーク時計を持ち歩く方が増えてきたように思います。

ですが、コレクターの私から、そんな皆さんに一つ注意して欲しいことがあります。

それは“TPO”に合わない時計は、アンティーク時計であっても使わないほうがいいということです。アンティーク時計って、確かにそれ自身が一種のブランドのようなものなのですが、TPOに沿わない時計は、持ち歩いたとしても滑稽に思われるだけですから気をつけましょう。

例えば、いかにもボロボロな時計を付けていたとして、それをかっこいいと思う人がいるでしょうか。普段、誰も持ち歩かないようなサイズの時計を必死に持ち歩いていたとしたら、他人は疎か、自分さえも虚しく見えてくることでしょう。

アンティーク時計を身につけるときの基本は、現代の時計を身につけるときと大差ありません。やはり時計は綺麗であったほうがいいですし、サイズ感もフィットしていたほうがいいです。

アンティーク時計を身につけるときは、これらの点に注意して、正しく楽しんでくださいね。

2014-12-01 23:33:30

自慢のコレクション

時計というのは時間を知るための道具として以外にも、コレクションとしての価値があるのが良いですよね。

時計のコレクションというと高価な物を思い浮かべる人もいるかも知れませんが、このようなものは値段だけでは語ることができないので安物だからといって価値が無いというわけではないんですよね。

そのため、価格が安くても気に入っているというものもありますし、高価なものだからといって必ずお気に入りのものというわけではないのが時計の奥の深いところだと思っています。

もちろん、価格の高いものというのはそれだけ精密に作られていて、どのような部分にも無駄がなく良くできているなと思うものですが、面白みにかけるものも多かったりするんですよね。

その一方で、価格の安いものの場合、遊び心が満載の時計というのもあってこのようなものはコレクターとしてはなんだかこっちまで楽しい気分にさせてくれるのでうれしいものがあったりします。

そのため、所有している全ての時計は値段に関わらず自慢のコレクションなんですよ。

2014-11-21 23:12:50

初心者にもおすすめの時計

時計の収集が趣味でかなりの数を持っています。私の場合はアンティークが中心で、アンティークには今の時計には無い魅力があるのですっかりハマってしまっています。

ただ、アンティークはかなり古い時代に作られたものも多く、作りもとても繊細なのでお手入れも大変です。

値段も張るものも多いことから、これから時計を揃えて行きたいと思っている初心者の方がいきなりアンティーク時計を購入するのはあまりおすすめ出来ません。

初心者の方もおすすめなのが、まずは職場やきちんとした場で付けるもの、フォーマルなシーンで付けるもの、カジュアルな服装の時に付けるものの3パターンを揃えて行く方法です。

デザインやカラーは何にでも合わせることが出来て飽きの来ないシンプルな感じがおすすめです。

最初にこうしたパターンの時計を揃えた上で、私のようにアンティークの収集をするか、ブランドにこだわって集めるかかといった方向性を決めると良いのではないでしょうか。

2014-11-14 00:11:29

アンティーク時計の魅力

アンティークの時計の魅力については、主に中高年世代の人々の間で注目されるようになっており、ヨーロッパなどで製造されたアイテムに対する人気が高まっています。

例えば、時計の製造過程やデザインに関しては、今やテレビ番組やインターネットなどでもピックアップされているため、コレクターと呼ばれる人々にとっては非常に興味深いテーマとして捉えられています。

アンティークの時計の価格に関しては、世界のコレクターの注目が集まりますが、最近では一台当たり数億円以上の値段の付くものまで登場しています。

インターネット上の口コミサイトなどでは、海外製のアンティーク時計に関する情報のやり取りが活発に行われており、その人気の高さを伺うこともできます。

アンティーク時計の購入先については、アンティークショップやインテリアショップなどがありますが、専門的な知識や経験を持っているスタッフからのアドバイスを参考にして購入を決めると良いとされます。

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